【質問・疑問】
東京で、自分で染められる着物の無地のたんものを安く買えるお店はないでしょうか?教えてください☆
【回答】
うちの工房では通常は白生地問屋から素材は購入するのですが、普通の人は買えないと思います。お薦めするのは染色材料店です。東京にも何店かあるので、そこで聞いてみてはどうでしょうか?渋谷の田中直染料店。高田馬場のイモト、それにセイワなど染色材料店で掘り出し物なんか探されてみては。お店によっては在庫整理の商品が安く手に入ることがあるようですよ。



【質問・疑問】
アメリカに在住しているものです。こちらにある素材で、ろうけつ染に挑戦したいのですが、簡単な染め方を教えて頂きたいのです。どのような手順を踏めば良いですか?蝋は、特別なものでないと、いけませんか?狭いスペースでもできますか?
【回答】
[材料]
蝋の種類は「パラフィン」が使いやすいと思います。そして染料は使う素材によって変わってきますので、染色材料屋さんで相談した方が良いと思います。絹と綿とでは使う染料が違うのです。それに模様を描くための筆。地染めをするための刷毛。それとロウを溶かすためのカップに電熱器等。それにロウを落とすための揮発溶剤。基本的にはこのぐらいでしょうか。

[染め方]
(1)まずロウを溶かします。温度の目安はロウから薄く白い煙が上がるぐらいです。この温度まで上げると素手で蝋を触ると火傷しますので、取り扱いには気をつけて下さい。それに、さらに火を付けたままですと温度が上がりすぎて自然着火の可能性もあるので取り扱いには十分に注意して下さい。

(2)次に溶けたロウを筆等に含ませ、生地に模様を描きます。

(3)生地の上に置いたロウが乾いたら、次は地染めです。染め方は色々ありますが、お薦めするのは付け染めではなく、刷毛などでの引き染めのほうが綺麗に染まると思います。

(4)そして染料が乾いたら新聞紙などを使い、熱くしたアイロンで生地の上に付いたロウを紙に軽く吸い取らせます。その後に蒸しをして染料を定着させ、つぎにロウを落とすのですが、ロウは水洗では取れませんので揮発油(パークレンやゴム揮・ホワイトガソリン等々)などで洗い流して下さい。ただ、お湯のなかで落とすことも出来るのですが、完全にロウを落とすのなら揮発溶剤を使用した方が良いと思います。

それと蝋は「パラフィン蝋」でなくても、蝋燭なんかでも使えると思います。ただしその場合は色が付いてない蝋をお使い下さい。それからスペースの問題は小さい作品(ハンカチなど)をお作りになるなら普通の机サイズのスペースがあれば大丈夫でしょうし、大きな物をお作りになるには素材にあったスペースは必要かと思います。以上基本的な蝋纈染めの作業ですけど、おわかりになられましたでしょうか?わかりやすいのは図解入りの蝋纈染めの本とか出てますので、まずはそちらを参照にして作ってみて、それで上手くいかない点や疑問点などを具体的に質問して頂くのがうちとしてはお答えしやすいかと思います。




【質問・疑問】
初めてまき糊をやってみたのですが、手順などよく分かりません。地入れをした後、濡れた状態で糊をまいてそのまま乾燥させて良いのですか?ちゃんとくい付いているか心配です…。糊をまいてから引染めをして、まいた糊は動かないのですか?
【回答】
手順自体は間違ってないと思います。地入れ→糊を蒔く→引き染め。この工程がすべて上手くいってれば、ちゃんと生地に糊が食いつきますし、ひき染めをしても糊はほとんど動きません。ただ難しいのは地入れの濃度、その薪糊に適した物でないとダメなので、その調整具合や地入れを乾かす時間等を調整しながらしなければなりません。もちろん、糊の状態によって違ってきますので、その地入れ液の具合をこのメールでお答えするのは非情に難しいです。糊をご自分で作られたのか、買われた糊なのか、ましてやどこで買われた糊なのかも分からない状態ではお答えできないのが現状です。



【質問・疑問】
漁旗の生地で服を作りたいのですが、洗ったところ色が落ちることがわかりました。生地を組み合わせて使おうと思っているので、作った後の色落ちが心配です。どのように色止めしたらよいか教えてください。よろしくお願いいたします。
【回答】
大漁旗がどのような素材でどのような染料を使ってるかが不明なので、推測でお答えしますね。普通の化学染料の色止めは蒸し&染料定着材(接着剤)などで色止めをしてます。考えるに、染料を止める接着剤不足な気がしますが、あとからの加工では止めるのは大変難しいと思います。簡単な色止めとしては、酢酸を水に薄めその中に素材を付けるという方法が有りますが、あまりにも色が止まらない場合は効き目は薄いかと…。あとは、色を落とすだけ落とすしかない気がします。もし、もっと詳しく対処の仕方をお知りになりたい場合は、現物を見なければお答えできないと思ってますので、お近くなら工房へいらしてください。



【質問・疑問】
家庭でできる簡単な色止めの方法があったら教えて下さい。素材は綿で色はえんじ。端切れをぬるま湯につけたところ、かなり色が出たので・・。
【回答】
家庭で出来る簡単な色止めを…まず、どのような染料をお使いなのかが不明なので、化学染料を使ってると仮定しますね。ご存じの通り化学染料の場合は蒸しをして色止めをしなければなりません。普通は高温の蒸気のなかに30分〜1時間ぐらいはかけるのですが、そのような設備が無い場合は簡易蒸し器などを使って蒸したらどうでしょうか?もしそれも無い場合はスチームアイロンなどを使ってみるのも良いかもしれませんね。焦げないようにゆっくりとむら無くかけてみて下さい。それとぬるま湯につけたとありますが、温度が高いと余計に染料が流れ出してしまいますので、温度は低めの方が良い気がします。それから酢酸も色止めの効果がありますので、水洗の時に適量を水の中に入れて、それに生地をつけると色止めにもなります。



【質問・疑問】
今外国に来ていて絞り染めや、型染めをしてのれんを作って売っていただいたりしてるのですが、今度教室を1日開いてほしいと、ろうけつ染めも加えてといって下さってるのですが、蝋を落とすのにどんな薬品を使ったか全く憶えていなくて、今回よろしかったら助けていただきたいのですが、製作手順などのWebなどもしご存知でしたら教えていただけたらありがたいです。突然ぶしつけなお願いですいません。よろしくお願いします。
【回答】
ロウを落とすには揮発系溶剤が必要です。国内でしたら、染色材料店などでパークレンという揮発系溶剤が手に入ると思いますが、たぶん国外発送はしてないかと…あとはゴム揮やホワイトガソリンなどでも代用はききます。ただ後者の方は大変引火性が強いので取り扱いには注意してください。それと制作手順をWeb上で公開は考慮はしてるのですがなかなか時間が作れなくて…と言い訳してますが(笑。前向きに考えておきますね。そうそう、熱湯で落とせるロウも京都の田中直染料店で扱っていたような気がするのですが、もしそう言った材料に興味をお持ちなら直接田中直にご確認下さい。
ホームページアドレスは
http://www.tanaka-nao.co.jp/new/top.shtml




【質問・疑問】
最近染めたものの一つにログウッドの綿のハンカチがあります。アルミ媒染をして日に干しましたところ、竿にかけた一番上の所が薄く色落ちしていました。錫媒染の方は大丈夫だったのですが、どうしてでしょう?
それと綿のハンカチは日常的に使う物で洗濯もよくすると思うのですが、堅牢度の強い染材はどんなものがあるでしょうか?

【回答】
まず当工房では染料は基本的には化学染料を使用してますので、植物染料は詳しく無いのですが、わかる範囲でお答えします。
(1)綿のハンカチを染めたところ色落ちしたとのことですが、考えられることは、日光よる色の変色。錫媒染よりアルミ媒染の方が、耐光堅牢度が弱いという事ではないでしょうか?もしくは竿に不純物が付いてたために変色した可能性もあります。色落ちを防ぐには直射日光にあまり当て無いという事が必要かもしれませんね。着物等も直射日光や蛍光灯等の室内の光でも色焼けが発生しますし、気を付けたほうがよいかもしれません。
(2)堅牢度の強い染料とは。お勧めするのは化学染料なのですが、植物染料の中でと言うことでしたら、藍、ヤシャブシ、アカネ、ザクロ、クルミ、コガネバナ、ソヨゴ、ゴバイシ、ウメ、タマネギ、 ピラカンサ、ビワ、ガマズミ、ウコン、マリ−ゴ−ルド、クチナシ、(先に記述してあるもの程良いが、染め方、後処理等の条件で堅牢度は変わる) と某植物染料図解本に載ってますが…当工房では試したことはありませんので…



【質問・疑問】
母が、老人教室のようなところで、ろうけつ染めをやっているのですが、染料を伸ばす(薄める)ために、ペンキを伸ばすものを探しています。とにかく、ボランティアなので、安価が条件らしいです。量も多いらしいので、なにかご存知ないでしょうか。
【回答】
通常、化学染料というのは粉末でお湯で溶きます。つまり水で濃度を調整するのが普通なのです。もしかしたら、染料が普通の化学染料ではなく、樹脂系の染料をお使いなのでしょうか?ただ、樹脂系の染料の中にも水で薄めても大丈夫な物とそうでない物もあるので…。
それでまず、その使ってる染料の商品名と染める素材を教えて頂けますか?素材によって染料も通常は代えますので、詳しいことを知らないとお答えが出来ない質問なんです。



【質問・疑問】
型染めと手描きの違いは素人でもわかるものでしょうか?価格の目安に私は、手描きの方が高いということのみで判断しています。また、訪問着などで、安く購入した着物は、絵柄の部分が、ざらついて、ごわごわしている(小紋の模様はやわらかいのに)のが気になります。これはどうしてなのでしょうか?「ダック染料」というのも耳にしたことがあるのですが、何ですか?(40代・女性)
【回答】
まず、型染めと手描の違いが素人の方でもわかる物かと言うことですけど、反物や絵羽物の表地を見ただけではわかりずらいかもしれません。簡単に見分ける方法としては、友禅してあるところの裏を見てみて、染料がキチンと浸透してる物は、手差しで染料をさしてる物だと思います。型染めは表面にしか染料が浸透しないため、裏は白っぽく見えるのが通常です。
それと絵柄の部分が固いのは、模様を描くのに樹脂系の顔料などを使って加工してある物だと思います。これは加工単価を抑えるために、樹脂系の顔料などを使うことによって手間を省いてる物なので…生地の風合いを生かすにはキチンとした加工をしてある物を選んで、購入して頂くしか無いと思います。ただ、決して粗悪品等とかでは無いと思います。
それから「ダック液」ですけど、これは防染剤の一種で、友禅彩色の時に染料に混ぜて使い、その後に蒸し等の加工をすることによって、友禅彩色した部分が防水加工されるという薬剤です。つまり、友禅彩色した部分を防染糊等でふせなくても、その部分が染まらなくなってると言うことです。それを使うことによって加工の手間が省けるのです。ただ彩色した友禅の部分が半永久的に防染されますので、染め変えは難しいかもしれません。



【質問・疑問】
絹のテーブルクロスにろうそくが落ちましたどうやって取るのでしょうか?(50代・男性)
【回答】
クリーニング屋さんに出せば落としてもらえると思いますよ。蝋は水洗いでは落ちません。揮発油などでなければ落とせないので、業者に任せるのが一番だと思います。とくに絹製品はデリケートなので経験が無いと難しいと思います。どーしてもご家庭で落とすのであれば、ベンジン(薬局等で購入可能)で叩き洗いでも落ちるとは思いますけど、生地の風合いが悪くなるかもしれません。もしご近所のクリーニング店で扱って頂けなければ、当工房の染色専門の加工業者に出すことも出来ますので、その時には気軽にご相談下さい。



【質問・疑問】
ウール地でろうけつ染をしたいと思っているのですが、どのようにしたらできるのでしょうか。市販されている、ナフトール染料などでも上手くいくのでしょうかますか。(20代・女性)
【回答】
それでウールの染めについてですけど.....多分生地の現物を見ないと分からないことだと思いますので、良かったら工房にいらしてください。染料の問題より後の加工の方が難しいかもしれません。蝋纈は蝋を高温で溶かして使うので、その際生地に対しての影響。それと、蝋を落とす際の脱蝋のこと。それと最後に余分な染料等を水洗すること。と、結構な工程があるので、現時点ではお答えするのが難しいので、こちらに来れるのであればいらっしゃいませんか?



【質問・疑問】
ウール地でろうけつ染をしたいと思っているのですが、どのようにしたらできるのでしょうか。市販されている、ナフトール染料などでも上手くいくのでしょうかますか。(20代・女性)
【回答】
それでウールの染めについてですけど.....多分生地の現物を見ないと分からないことだと思いますので、良かったら工房にいらしてください。染料の問題より後の加工の方が難しいかもしれません。蝋纈は蝋を高温で溶かして使うので、その際生地に対しての影響。それと、蝋を落とす際の脱蝋のこと。それと最後に余分な染料等を水洗すること。と、結構な工程があるので、現時点ではお答えするのが難しいので、こちらに来れるのであればいらっしゃいませんか?



【質問・疑問】
ろうけつ染めはどこかの国では(バティック)というらしのですが、どこでしょうか?(20代・女性)
【回答】
バティック染めはインドネシアで加工してるのが多いんじゃないでしょうか?東南アジアなんかでは、どこでも染めてる工房があるみたいですけど、一番有名なのはインドネシアだと思います。



【質問・疑問】
ハイビスカスで綿のハンカチは,やはり染まりにくいのでしょうか。もし綿を,染めるならどのような方法がよいか教えていただけませんでしょうか。よろしくお願い致します。(20代・女性)
【回答】
それで申し訳ありませんけど、当工房では化学染料を使ってますので、植物染料(草木染め)の事は詳しくないのです。草木染めを専門にしてられる方、もしくはそういったサイトでお聞きになった方が正確だと思います。なので今回の質問はお答えするのは......申し訳ありません。



【質問・疑問】
「東京手描友禅の職人さん」の登場するお話を書こうと思っているのですが、いくつか分からない点があり、ご教示いただければ幸いです。(30代・女性)
.東京手描友禅は京友禅と違い、下絵の構想から仕上げまでを1人の職人さんが行う、と聞いたのですが本当ですか?(蒸し・水洗、上湯のしや、仕立ては違う店に頼むのでは、と思ったのですが…)2.「地入れ」とはどのような作業ですか?3.生地全体に細密な絵があるような振り袖の注文があった場合、完成までにどれくらいの日数がかかりますか?4.職人さんの生活について。朝が早い、夜が遅い、または忙しい時期などありますか?5.他のサイトに江戸友禅という言葉もでてきたのですが、東京友禅と同じものなのでしょうか? 6.見学に伺う場合、予約は前日でも構いませんか?
【回答】
1.東京手描友禅は京友禅と違い、下絵の構想から仕上げまでを1人の職人さんが行う、と聞いたのですが本当ですか?(蒸し・水洗、上湯のしや、仕立ては違う店に頼むのでは、と思ったのですが…)正確に言うと、全ての工程を一人もしくは一つの工房でするところは、東京じゃほとんど無いんじゃないでしょうか。ただ、京都の模様師さん達に比べるとはるかに一人ですることが多いのです。あ、蒸しなどは工房内でで出来る所が多いんじゃないでしょうか。それと、水洗・湯のし・本仕立て等は専用道具&専門技術のため模様師がやることは少ないですね。
2.「地入れ」とはどのような作業ですか?「地入れ」とは生地にに色を染める前に、ふのりや豆汁等を引く事です。その理由は染料の染め付き具合や発色・色止めを良くするためにです。
3.生地全体に細密な絵があるような振り袖の注文があった場合、完成までにどれくらいの日数がかかりますか?生地全体...総柄と言うことかな?そしたら軽くひと月以上ははかかるんじゃないでしょうか。もちろん加工内容に寄りますけど。
4.職人さんの生活について。朝が早い、夜が遅い、または忙しい時期などありますか?
......今は普通の勤めの方と変わらないんじゃないでしょうか。もちろん各工房によって多少の違いはあると思うのですけど。うちは朝9時から夕方6時までが就業時間になってます。それと忙しい時期.....とくに季節によってと言うことは今はあまり無いような気がします。
5.他のサイトに江戸友禅という言葉もでてきたのですが、東京友禅と同じものなのでしょうか? 基本的には同じようなものです。で、通産省の伝統的工芸品には「東京手描友禅」で登録してありますので、正式には「東京手描友禅」だと思います。確かに江戸友禅という言葉を使っている人が居るのは......ま、商品名だと思えばいいんじゃないでしょうか。「サランラップ」と「クレラップ」の違いみたいなね。
6.見学に伺う場合、予約は前日でも構いませんか?
.....もう少し早めに連絡は頂けないでしょうか?せめて一週間前には連絡頂けたらありがたいのですけど。



【質問・疑問】
ろうつけ染めについて教えてください。(19歳以下・女性)
【回答】
 もう少し具体的に質問して頂けるとありがたいのですけど....
「技法」についてなのか、それとも「蝋纈染め」の由来とか、具体的にお願いできますか?あ、由来とかは正確に詳しくはわかりませんので図書館等でお調べになった方がよいかと思います。技法等についてはお答えすることが出来ると思いますけど。




【質問・疑問】
基本的な事で申し訳ないのですがろうけつ染めの工程を教えていただけませんか。
インターネットで調べても基本的すぎてありませんでした。
(50代・男性)
【回答】
[ろうけつ染について]材料・・・蝋で扱いやすいのが「パラフィン」(ろうそくの素材)それから「白蝋」でしょうかね。もちろん染料・生地もです。
手順・・・まず、蝋を鍋などで溶かします。溶かす具合は軽く白い煙りがあがるくらいまでです。溶かす具合が大切なので注意してください。温度を上げすぎると自然発火する可能性もありますので気を付けて下さい。その溶けた蝋を筆等に含ませ、それで生地に模様を描いていきます。それから生地に描いた蝋が堅くなったら、すぐに地染めしても大丈夫です。地染めしてそれが乾いたら、今度は蝋を落とす作業です。一般的には蝋を落とすには揮発性のある物で洗い流します。今はお湯で落ちる蝋も染色材料屋さんで購入する事も出来ますので、もしかしたらそちらの方がいいかもしれませんね。と、蝋を使う部分はこのぐらいですね。注意しなければいけないのは、蝋の温度です。温度が高すぎても低すぎても染料が蝋を塗った部分に浸透する事があります。
これで分かるでしょうか?ただ、蝋纈染の中にも色々な技法があるので、上記とは違った手順で進めることもあります。



【質問・疑問】
服飾専門学校に通っている者なんですが、今度、学校のイベントでの作品で友禅染を用いた作品で、ピカソの絵を友禅染で表現したいんですけど、材料や手法がまだいまいち分からない点があり、質問させていただきました。図書館などで色々と調べたりはしたんですが、いまいち理解ができなくて困っています。遅れましたが名古屋の学校に通っています。愛知県の工房に問いあわせてはみたのですが、あまり対応が良くなく分かりずらいことが多かったです。この作品に、自分がかかっているので、あたたかいお言葉をお待ちしております。(20代・男性)
【回答】
 質問の趣旨は分かったんですけど、どうやってお答えしたらよいかが.....。まず、○○さんは染色の知識や経験はあるんですか?それとピカソのどんな作品を染めで表現するのですか?その作品によって技法(材料)も選ばなければいけないと思います。それと必ず友禅染め(←○○さんの友禅染めってどんな技法を言ってるの?)で加工しなければいけないのでしょうか?
あ、もちろん当工房には来られることなんか出来ないんですよね?そうしたらメールだけでと言うことになるんでしょうか?前に当工房でも印象派の作品を染めで表現していたこともあるので、そこそこは経験あるんですけど。で、近所ならね、実際に見てあげられるんですけど.....。



【質問・疑問】
ろうけつ染めは日本が発祥なんでしょうか?今度、韓国の方が見えて何か日本的なものをということで捜しているのですが・・・(20代・女性)
【回答】
 蝋纈染めの発祥は日本では無いように思います。キチンとした文献を調べたわけでは無いのですが......。古くからある技法の一つですが、発祥となると違う気がします。もしかしたら発祥は東南アジア方面ではないかと思うのですけど。
あ、古くからとは正倉院の中に蝋纈染めの布が残されてますので、友禅染めなんかより、かなり古くから日本にある技法であることは間違いないと思います。日本的なものなら友禅染めや江戸小紋等の方が日本独自の染めなので、より日本的なような気がします。




【質問・疑問】
子どもでも出来る簡単なろうけつ染めの方法を教えてください。(30代・女性)
【回答】
それで上記の件ですけど......メールでお答えするのは非常に難しいと思うので、もし当工房のお近くであるなら一度見学にいらっしゃいませんか?



【質問・疑問】
ろうをとるのですか(10代・男性)
【回答】
 ろうをとるのですか?
という質問ですけど、それは染料を染めた後の脱蝋(ロウを落とす事)の仕方ですか?
それとも.....?でも取りあえず染めた後には必ず蝋を落とします。落とす方法は揮発剤(ガソリンみたいなもの)で洗い落とす方法と、熱湯につけて落とす方法があります。




【質問・疑問】
質問1 織の絣柄で、くくり・板締め・絣むしろとは何ですか?
質問2 生洗いと洗い張りの違いは?
質問3 湯通し・湯のし・水通しとは何ですか?(20代・女性)

【回答】
 織の絣柄で、くくり・板締め・絣むしろとは何ですか?この答えは....織りの工房にでもで聞いて頂けますか?うちは「染工房」なので、上記の質問は織りの工房で聞かれた方がいいと思います。紬系の所なんかがいいかな。
 生洗いと洗い張りの違いは?「生洗い」とは「染み抜き屋」さんや「地直し屋」さん等で着物をばらさないで揮発洗いすることを一般的には言うと思います。「洗い張り」は「洗い張り屋」さんで着物をばらして水洗等をすることを言います。それで大きな違いは着物をばらすかどうかが大きな違いだと思います。
 湯通し・湯のし・水通しとは何ですか?「湯通し」とは紬地等の生地をお湯の中に通してノリ等を落として、風合いを良くしたり、その後の加工をしやすくしたりする事です。「湯のし」とは様々な加工をした後に最後に生地を整理することです。方法は生地の下から蒸気をあてて、平均に延ばしながら生地の両端や表面を整えること言います。「水通し」とは....「水洗」のことかなぁ?それでしたら、染めた後に余分な染料やノリなどを洗い流すこと言うんですけど....「水通し」ねぇ.....。あまり聞かない言葉かなぁ、違ってたらごめんなさい。
以上ですけど、力になれたでしょうか?それでこれって何かの宿題かなにかですか?前にも大手キモノ学校の宿題かテストかでこのような質問がありましたので....。



【質問・疑問】
私は全く友禅染めの知識はないのですが、そういった工房での仕事に興味があります。工房で働くにはどうしたらいいのでしょうか?教室に通えばよいのでしょうか?(20代・女性)
【回答】
質問の工房で働くにはどうしたら良いのかと言う件ですけど、今はどこの工房でも人を募集してるところが少ないので厳しいですね。とくに東京の手描友禅の工房では....。色々な工房に直接聞いてみるしかないと思うのですけど。
それと、当工房の友禅教室は基本的には趣味としての染めを教えています。ただ、公募展などに出品されてるプロに近い方もいらっしゃいます。けども工房の仕事を手伝ってもらってる方はいません。教室に通っていただいても、工房でとは今のところ考えてません。
今回のような質問にはあんまり力になれそうもなく......申し訳ありません。



【質問・疑問】
友禅染の種類は、何種類ありますか?(女性・10代)
【回答】
「友禅染めの種類」
大きく分けると手描と型染めと2種類になると思います。
技法的には手描の方は「手描友禅・無線友禅・ろうけつ染め」等が主だった物かと。
型染めは・・・型紙を使った友禅染めなんですけど、これも一応友禅染めに入るかと思います。
産地的には「京都・金沢・東京」が三大友禅染めの産地です。この他に十日町・名古屋・長野等の場所でも友禅染めをしてるようです。




【質問・疑問】
染物のお教室では何を作るのですか?一度の時間はどのくらいかけるのですか?1日〜2日連日で通って、作るということは可能ですか?(女性・20代)
【回答】
 染めの教室で何を作るかという件ですけど、様々な物を染めてますよ。
最初は小さな染め額からはじまり、慣れてくれば染め帯や着物制作までする方もいらっしゃいますし、公募展ように大きな物を作る方も居ます。それと、教室の開催時間はだいたい4〜5時間ですね、もちろん連日通われても良いですよ。基本的に教室開催日は土・日曜日です、ただしご相談には応じますよ。一度、教室の見学にでもいらっしゃいませんか?





添加物はどこに売っていますか?(女性・10代)
【回答】
 添加物・・・・?染色助剤の事でいいんでしょうか?それならば染色材料屋さんで購入する方法があります。下記にお店を紹介しますので、欲しい助剤を相談してみたらどうでしょうか?

染色材料のイモト(東京・高田馬場) 
http://www.some.co.jp/imoto/index.html
染色材料店の長谷川(京都)
http://www.joho-kyoto.or.jp/~kaigadou/
(株)田中直染料店(京都本店)TEL:075-221-4112        (東京・渋谷店)TEL:03-3400-4894



【質問・疑問】
麻の生地に、ろうけつ染は、出来ますか?(女性・20代)
【回答】
 もちろん麻地にろうけつ染はできます!
何の問題が無いどころか麻地にはかなり適した技法の一つだと思いますよ。
ただ、蝋の種類と染料と加工方法には十分に気を付けて染めてくださいね!




【質問・疑問】
媒染剤の目的で使用するか種類や使用方法など、のり染めの種類や技法、ろうけつ染めの種類や技法、絞り染めの種類や技法すみません。教えてください!(女性・10代)
【回答】
媒染剤とは当工房では化学染料を使用してますのであまり詳しくありませんが・・・。植物染料(草木染)を使って染めをする時に使用する物です。様々な金属を使って、染料の発色と定着させます。昔の媒染は、「灰汁」と「泥」を使ってたそうです。で、現在では鉄・錫・銅・アルミ・チタン等を媒染剤として使用してるそうです。
[使用方法]・・・植物染料で生地を染めた後に媒染液に浸けて植物染料を発色・定着させるようです。もちろんそのあとに水洗等の後処理は必要です。素材によって染め方が色々あるようなので詳しくは植物染料を使ってる工房、または材料屋さんなどでお確かめ下さいね。
のり染めの種類や技法糊染の種類ですけど、どのような定義で「糊染」なのかがわからないので、一般的に糊がメインの技法をお答えしますけど・・・、あまり「糊染」とは聞かないし言わないような気がしますけど・・・・・。[種類]・・・いっちん染め・うつし糊・楊枝染め(?)・・・・他にもあるでしょうけど思いついた物だけでゆるしてね!
「いっちん染め」・・・いっちん糊(小麦粉等を混ぜたもの)で模様を描いたり、または友禅をした上からいっちん糊で伏せて使います。染めた後、糊を置いた所が細かい割れができるのが特徴だと思います。

「うつし糊」・・・糊の中に染料を混ぜて使います。その糊を使い模様を描きます。描く時には筆や糊筒を使います。そうすると友禅や蝋纈では出来ないような事も出来ます。

[楊枝染め]・・・正確な名称は忘れてしまいましたが、爪楊枝に糊を細く巻き付け、それを生地に置いてくと言うような技法でした。そうすると糊の線が凄く綺麗に上がるそうです。その他に江戸小紋なんかも糊を使ってますし・・・、糊染の定義が・・・?

ろうけつ染めの種類や技法蝋纈染の種類を言葉で説明するのは難しいですけど、とりあえず下記に載せてみました。蝋の種類もかなりありますし、使い方によって様々な表現方法が出来るので簡単な物だけをお答えしますね。当HPにも蝋纈染めを使用した作品かなり載せてありますので参考にしてください。[種類]・・・「堰だし」「濃淡」「割れ」使いかによって色々な事が出来るので、種類は大きく分けてこんなもんかなぁ・・・
「堰だし」・・・描きたい模様の輪郭に蝋を置いて防染します。その防染した模様のなかに染料を挿します。そうすると友禅とは違った感じが染めれます。

「濃淡」・・・「蝋濃淡」ともいいますし、名称についてはちょっと自信無いです。使用方法としては溶かした蝋を筆などにふくませ、それを素早く模様を描きます(基本的に蝋纈は蝋を溶かして高温で加工するために素早い筆運びが必要です)。そうする事で、地染めした後にその部分だけが染まらずに残ります。筆などで描いたままが残るので、友禅やその他の技法と違った面白さや綺麗さが出せます。

「割れ」・・・蝋割れとも言うかな・・・?上記の技法はなるべく蝋を割らないようにするんですけど、この蝋割れは逆に割れを見せる技法です。生地に蝋を塗った後にぎゅって絞りくしゃくしゃにします。そうする事で蝋が割れて、その上から染める事でその割れに染料が入り、氷割れみたいになります。

絞り染めの種類や技法絞りも当工房ではしない技法なんであんまり詳しくはありませんが・・・・[種類]・・・大きく分けて縫い絞りと桶絞り(板締等を使った絞り)があると思います。縫いの方は鹿の子・有松・辻が花等が有名です。桶の方は・・・テレビでは見たことがあるのですが実際には見たことが無いので・・・?
それで、縫い絞りの技法的には基本的には糸などで模様を防染し、そして染める物です(簡単でゴメンネ〜)。技法によって様々な方法があるので、専門の工房などでお聞きした方がより詳しくわかると思いますよ。



【質問・疑問】
引き染め、色はけ、目引きというのはどのようなことでしょうか?そして、もう1点技法について・・・。まき糊、糸目糊、ゴム糊、伏糊、うつし糊とはどのような技法のことなのでしょうか?(女性・30代)
【回答】
[引き染め]・・・・これは地染めの技法の一種で、生地を張り場に張って刷毛で染める技法です。地染めには、その他「浸染・その他」色々な技法があります。
[色はけ]・・・・地染め等をした後に、ムラになった部分や色が合わない部分(上前身頃と下前身頃等が)を「色はけ」がある、または「色はき」がある、と言うような使い方をします。要するに、地染めが上手く行かない時に使う言葉ですね。で、技法の一種ではありません。
[目引き]・・・・「目返し」とも言うんですけど、染め上がった物(友禅等も)を模様を伏せないで「引き染め」等をする事を言います。例えばお母さまが着ていた訪問着等の色が今の雰囲気にあわない時、全体をジミにしたい時に「目引き」をすれば、前よりかない落ち着いた物になります。
[まき糊]・・・・これは、もち糊を竹の葉などに薄く塗り、それを乾かし、そして細かく砕いた物を、引き染めや友禅の前に生地にパラパラと蒔いてから染める技法です。染める前に蒔く事によって、染めた後に蒔いた糊の後が色に染まらずに残り、そこがとても綺麗に見えます。ちょっと説明がむずかしいかなぁ・・・、そうそう「蒔糊」で有名なのが、人間国宝の森口氏です。その作品の地色の部分に細かい点々がまき糊の後です。機会があったら見てみて下さいね。
[糸目糊]・・・・これは友禅の時に使う技法の「糸目」に使う糊です。糸目とは友禅の模様の輪郭に細い白い線がありますよね、これを「糸目」といいます。この線を書くのに使う糊です。その種類にもち糊やゴム糊等があります。
[ゴム糊]・・・・使い方は上に記してあります。昔はほとんどの工房で「もち糊」を使ってたみたいですけど、近代になってゴムを使うようになりました。今でも、もち糊を使って制作する工房もありますが、かなりの工房でゴム糊を使ってる所が多いのではないでしょうか(あくまでも推測)?理由はゴムのほうが作業や扱いが簡単ですし、綺麗に上がりやすいからでしょうかね・・・?。
[伏糊]・・・・模様を伏せる時に使う糊です。こちらも最近では化学糊を使う事が多いですね。
[うつし糊]・・・・これは糸目糊等に染料を混ぜて使う糊です。そうすると、糊を使った部分に混ぜた色が生地に移されます。例えば、糸目を白じゃなく、他の色にしたい時などに使います。訪問着等の友禅などの糸目がねずみ色やクリーム色になってる物が、うつし糊を使ったものです。